インターネット利用者がキーワードで検索をした時に、できるだけ上位ページに表示されたいと考えるのは、サイト運営者なら誰でも同じ。少しでも上位に近づけるようにいろいろな戦略やSEO対策が行われる中で、場合によってはガイドラインに違反しているのでは?というような行為を行うケースも少なくないようです。それがブラックハットSEOと呼ばれる行為です。ちなみに、ガイドラインに忠実に沿っているSEO対策はホワイトハットSEOと呼ばれています。
ブラックハットSEOと呼ばれる行為には、有料リンクを利用したり、過剰な相互リンクを乱用するようなリンクに関することや、中古ドメインや誘導のための自作自演リンクなど見せかけの対策、その他スパムと認定されることを行うなどが挙げられます。
このうち、リンクを利用する方法などは、意図的にブラックハットSEOを狙っていなくても、少しでも多くの人にサイトへ遊びに来てほしいと考える人なら思わずに行ってしまうような戦略だったりしますよね。無知なまま知らないうちにブラックハットSEOを行っていたというサイト運営者も実は少なくないようです。
サイト運営にはきちんとしたルールやガイドラインが設定されています。それをきちんと理解したうえでホワイトハットSEOを行っているクリーンなサイトもあれば、知識がなく無知な人が偶発的にホワイトハットSEOを行っていたというケースもあります。また、ブラックハットSEOでも、知識があってガイドラインに反したSEOを行っていることを十分に理解したうえでブラックハットSEOをしている悪質な運営者もいれば、悪意や他意などはなく、無知で知識がないためにブラックハットSEOであることに気づかないという運営者などもいたりするようです。
このうち、非常に悪質であるとされるブラックハットSEO業者の事例として、安価で大量の低品質な被リンクをクライアントに売りつけ、その後、クライアントの元へグーグルからガイドライン違反としての警告が来た際に、リンクの削除料金として高額な金額を請求するという業者がいるようです。自社のホームページがグーグルからペナルティを受けるということは、今やどのような業界であれ受ける影響は少なくありません。知らなかったからといって安易にSEO業者の話を鵜呑みにせず、具体的にどのような対策を行ってもらえるのか、その成果物(リンク設置や内部コンサルティング)は開示してもらえるのかということを事前に確認することが大事です。
自分自身でSEOの知識があって自信が運営しているサイトのSEO対策を自分自身でできる人はそれほど多くはありません。多くの場合、SEOを専門に行う業者へ依頼するのが一般的。しかし上述した通り、その際にも、どのような業者に依頼するのかによって、自分自身のサイトの将来にも大きな影響が出てくるので注意しましょう。
なお、グーグルが提供している検索エンジン最適化のためにガイドラインとして
Google 検索エンジン最適化スターターガイドがありますので、まずはグーグルの基本理念をしっかりと頭にたたみこみましょう。